11月20日(木)に国際医療福祉大学医学部の入試ご担当様をお招きし、オンライン形式で医学部入試説明会を行いました。今回の説明会でお話いただいた内容をほんの一部ご紹介させていただきます。

医師国家試験第119回新卒+既卒合格率100%達成!
国際医療福祉大学医学部は9期生を迎え、卒業生は3期卒業しています 。1期生・2期生の国家試験合格率は99.2%で2年連続全国2位でしたが、3期生は既卒と新卒を含め全員合格という全国1位の合格率となりました 。
医学部特待奨学生Sと医学部特待生A
本学の入試の大きな特徴として、医学部特待奨学生制度の充実が挙げられます 。特待奨学生S(20名)と特待奨学生A(一般選抜25名、大学入学共通テスト利用選抜5名)の2種類を選抜しており、入学定員140名中の50名、およそ3人に1人の割合で選抜されています 。特待奨学生Sは、学納金1,850万円が全て免除になり、希望者は寮費無料で入寮できます 。特待奨学生Aは、1,550万円が免除され、6年間の学納金が300万円になります 。特待奨学生Aは優先的に入寮できますが、寮費は別途かかります 。私立大学医学部の中で国際医療福祉大学の学納金は今のところ最も安い設定が続いています 。
2025年度入試結果について
日本人向けの募集人員は一般選抜と大学入学共通テスト利用選抜を合わせて120名です(入学定員140名のうち20名は留学生枠) 。実質倍率は、一般選抜が約10倍、共通テスト利用選抜が20倍ほどでした 。補欠候補者は、昨年度の一般選抜で260名が選抜され、4グループ(補欠A、B、C、D)に分けて通知されました 。昨年度は補欠A、補欠Bまで繰り上げの連絡があり、補欠者の約半分の方に繰上合格が回りました。
正規合格者の1次試験得点率は、一般選抜が65.3%、共通テスト利用選抜が87.9%でした 。過去問を解く際の目安として、昨年度は65?66%、一昨年度は69%あたりを目指すと良いとされています 。
2026年度入試について
入試の変更点として、2026年度からは高校の新課程からの出題のみとなり、旧課程に対する出題措置の配慮はなくなりました 。一般選抜の募集人員は140名(特待奨学生Sが20名、特待奨学生Aが25名)で変更ありません 。1次選考は1月21日水曜日、2次選考は1月28日水曜日から2月2日月曜日の6日間で面接試験が実施されます 。1次選考の試験地は東京、成田、大阪、福岡の4会場、2次選考は東京(赤坂キャンパス)と成田の2会場です 。1次選考の試験科目は英語、数学、理科(合計600点)で配点に変更はありません 。小論文も受験しますが、1次選考の評価対象には入りません 。2次選考は個人面接を30分×2回行います 。
大学入学共通テスト利用選抜の募集人員は15名(特待奨学生Aが5名)です 。2次選考は学力試験の英語(記述式)、小論文、面接です 。一般選抜の併願者は、小論文と面接が免除になります 。2026年度受験用の赤本には、2次選考の学力試験の英語の過去問題が掲載されています。
小論文と面接について
小論文はテーマ型の出題で、内容は時事的なテーマ、特に医療、医学に関わるテーマが多く出されます 。昨年度の一般選抜のテーマは「高齢化と介護分野の人手不足の解決策」で、共通テスト利用選抜のテーマは「アメリカのWHOからの脱退がもたらす影響」でした 。入試直近の時事的なトピックスが出題されることもあります 。
面接は面接官3名の個人面接を2回実施します 。
1回目(30分):志望理由書、調査書の内容から、高校時代の経験や将来の診療科への興味など、一般的な面接が行われます 。
2回目(30分):2つの大きなテーマについて、受験生の考えや意見を質疑応答します。テーマは「医療系の時事」と「医療とは全く関係のない社会的なトピックス」の2つです 。もし、分からないテーマの場合は、素直に分からないと言って構いません 。その際、面接官から簡単に解説してもらえるため、それをもとに考えを整理し、意見を述べましょう。
国際医療福祉大学の受験をお考えの方で詳しい内容をお知りになりたい方はMedi-UPまでお問い合わせください。
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