一見すると難しそうだが、実は高校の学習内容を身につけることで高得点が狙える!
【傾向】
■出題形式
<文学部>
120分で、現代文2題・古文1題・漢文1題。記述式が基本で、字数制限が設けられていない設問が大半を占める。
<文学部以外>
90分で、現代文2題・古文1題。記述式の設問が中心だが、選択式の設問が出題されることもある。記述式の設問は、字数制限が設けられている。
■傾向について
<文学部>
現代文は評論と小説が1題ずつ出題される。
評論は、哲学・社会学など幅広い分野から出題される。内容は高度であるものの、論理展開が明確で読みやすいものが多い。設問は内容説明に関するオーソドックスなものがほとんどであるが、本文の抜き出しでは対応できないため、正確に内容を理解した上で、ある程度自分の言葉で説明する能力が求められる。
なお、2019 年以前は「漢字の書き取り」が出題されていたが、2020 年以降は内容説明の出題のみである。
小説は、近代から現代までの幅広い出典から出題されるが、内容・設問とも難度が高く、しかも他大学には見られないような特徴的な出題が見られる。登場人物の心情説明問題に関しては、本文中の広い範囲から根拠を探させたり、情景描写などの明示的でない根拠から推測させたりするものも多く、文学作品への慣れも必要である。
また、比喩説明や表現の意図を問う設問は本文全体の内容把握に加えて感覚的・感性的な理解力も必要であり、極めて難度の高い設問と言える。
古文は、物語・日記・説話・評論など様々なジャンルから出題されるが、文章の難易度としては標準的であり、設問も内容説明・現代語訳などオーソドックスなものが多い。文章としては、和歌を含むものが多く出題され、その際、掛詞を中心とした和歌修辞法の知識が必要な設問もよく出題される。
また頻出ではないものの、文法的説明を問う設問も出題されたことがある。
漢文は、説話・評論・随筆など様々なジャンルから出題されるが、文章の難度としては標準的であり、設問も内容説明・現代語訳・書き下し文などオーソドックスなものが多い。
また再読文字などの基本的な句形の知識だけで解答できる易しい設問も見られ、他の大問に比してやや得点しやすいと言える。
<文学部以外>
現代文は主に評論が2題出題される(随筆に分類されるものも見られるが、ほぼ評論と変わりないと考えてよい)。
第1問も第2問も主に哲学・社会学など幅広い分野から出題され、論理展開が明確で読みやすいものが多い。設問も内容説明に関するオーソドックスなものが中心だが、年度によっては200字程度の設問が複数見られるなど記述量が多く、字数調整なども意識する必要があるため、解答時間に関してはかなり厳しい。「漢字の書き取り」は毎年出題されている。選択式の問題や正しい選択肢を全て選ぶ問題、空欄補充問題など、国公立大学としてはやや珍しい設問がよく見られ、関関同立などと比べてもかなり難しいので過去問などでしっかり対策をしておく方がよい。
古文は、文学部と同様に、物語・日記・説話・評論など様々なジャンルから出題されるが、文章の難度としては標準的であり、設問も内容説明・現代語訳などオーソドックスなものが多い。
和歌に関連した設問が頻繁に出題され、和歌の内容だけでなく、修辞法の知識が必要とされる設問もよく出題される。
また出題頻度は高くないが、本文の内容に関連した作品名や本歌取りされた元の和歌を答えさせるなど、文学史知識を問う設問も見られ、文法・単語の暗記だけではない総合的な古文学習が要求されている。



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