夏休みも終了し、受験が現実味を帯びてくる季節です。
夏が終わった時点ですべての科目の基礎学力がついていることが理想です。
もし不十分な科目、苦手科目がある場合も捨てるという選択は基本的にとらず、必死に勉強してください。
苦手科目を捨てるということはそれを得意科目の得点で補うということですが、運が大きく作用する受験において得意科目に頼りすぎるのは非常にリスクが高いです。
基本的にはどの科目も人並みには得点できるようにしておき、そのうえで得意科目でライバルと差をつける戦略をとりましょう。
どのような勉強をすれば良いか、について述べます。
秋以降も授業の復習を行うことは前提ですが、実戦的な問題集に取り組み、入試本番で出題されるような未知の問題に対する対応力をつけることをお勧めします。
具体例を挙げると、僕は『化学の新演習』に取り組んでいました。
他の科目は正直研伸館以外のものに手を出す余裕がありませんでした。
これはすべての科目に言えることですが、秋以降は夏までとは復習のやり方が変わります。
というのは、入試本番まで時間がないので、復習する問題は背伸びすれば届きそう、くらいの難易度までの問題にしぼった方が良いです。
解答を読んでも理解できないような問題はあまりにも自分とのレベルが違いすぎて、入試本番で出題されたとしてもほぼ解けませんので復習する価値は薄いです。
普段の復習でも「捨て問」を意識して、時間を有効に活用するということが大切です。
過去問に関しては多少解いてみても良いですが、授業の復習と実戦的な問題集に取り組むことを優先しましょう。
過去問を解く時間がない人もいるかもしれませんが、過去問に関しては焦らなくても問題ありません。
共通テスト後に解き、添削指導を受ければ十分です。
共通テスト対策に関しては自分で行う必要はあまりないでしょう。
学校の授業で共通テスト対策をしているのならば、学校の授業に真面目に取り組めば十分です。

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