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過去問の活用法

物理の有森です。今日はこの時期の受験生から多く質問される過去問の活用方法について書きます。具体的な質問内容は、過去問はいつから解き始めればいいですか?何年分解けばいいですが?1年分はまとめて解くべきですか?などですね。

(物理担当 有森拓也 講師)

過去問はいつから解き始めればいいか

まず、過去問はいつから解き始めればいいのかですが、これは科目によって多少違いはあるかもしれませんが、一通り問題集等の演習が終了すれば始めて問題ないと思います。初めて解く際には1年分は実際の制限時間通りに解くようにしましょう。これは問題量を実感するという意味合いがあります。ただし、2回目以降はそこまで厳密に制限時間にこだわらずにじっくりと問題に取り組むことをお勧めします。入試ではどのようなことが問われるのかを使うことがより大切だからです。

何年分解けばいいか

次に何年分の過去問を解けばいいのかですが、特に正解のあるものではないですが、直近から初めて5~6年程度はやっておくといいでしょう。年数をたくさんやるよりも、繰り返し同じ年度の問題を解いて、問われている内容の理解を深めておきましょう。

1年分はまとめて解くべきか

最後の1年分をセットで解くべきかどうかですが、これもケースバイケースです。大問を分けて解くことはしないと思いますが、1セットで必ず解く必要もありません。特に自分の苦手分野、得意分野がはっきりしている場合は、苦手な単元の問題をまとめて解くとか、逆に得意な単元の問題を一気に解いてみるとかの工夫が学習効率を高めることになります。
過去問を十分に活用して(何度も何度も解いてください)合格に着実に近づいていきましょう。

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Medi-UP講師
有森 拓也

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