言葉に関する高度な知識と、真意を見抜く洞察力・思考力が求められる
【傾向】
▼出題形式
例年、第1問が英文和訳2題、第2問が800語程度の長文読解、第3問が80語程度の自由英作文、第4問が和文英訳2題(文学部志願者は1題独自問題)という構成である。なお、外国語学部では 長文読解の英文が1200語を超えるほか、第5問にリスニングも出題される。また、従来は第1問と第3問は他学部と共通であったが、昨年度に続き2026年度も、すべての設問が独自の出題となった。長文読解(第2問)では同義語を選ぶ問題や内容一致問題などの記号問題が一部出題されるものの、ほとんどの問題は記述形式である。制限時間内の記述量は国公立大学の中でトップクラスに多く、限られた時間で質の高い解答を作成する力が求められる。また、2026年度の長文読解では、2025年度と同様 に英語で記述させる問題が出題されたが、昨年度の内容説明型ではなく、今年度は本文の内容を踏まえた 自由英作文型の問題だった。
▼3か年の傾向について
第1問の英文和訳問題においては、例年、100語未満の英文を和訳するように求められる。短い英文のため、単語や文章の意味を文脈から推測することは困難で、純粋な単語力や構文把握力がものをいう。
第2問の長文読解では、多岐にわたるテーマの英文が出題されるが、内容はそれほど難解なものではない。記号問題で出題される単語は一般的な単語帳には載っていないものも多いが、闇雲に何冊も単語帳に手を出すのではなく、前後の言い換えや対比関係から単語の意味を割り出す訓練を積もう。記述問題は、英文中の該当箇所を見つけ出すことはそれほど難しくない。時間をかけずに高得点を狙える答案を作り上げることが望ましい。
なお、外国語学部では英文が1200語前後とかなり長くなるほか、記号問題はほとんど出題されない。過去問にこだわらず、普段から英文のニュース記事などに触れ、長い英文に慣れておくことを勧める。
第3問の自由英作文では、昨年度初めてグラフ読み取り型の問題が出題されたが、今年度は従来の80語程度の意見記述型に戻る形となった。25年度「博士号取得者数の変化」、26年度「『ポスト真実』時代の学問研究」と、『大学以降の学び』が連続してテーマになっていることは注目すべきだ。外国語学部では『人として最も恥ずべき行為』という、かなり自由度の高いテーマが出題されており、それゆえ80語で論理的な答案を作成するのが困難だったかもしれない。自分の答案は信頼できる先生や文章生成AIにチェックしてもらうとよい。
第4問の和文英訳問題では、英訳しにくい「日本語らしい表現」が出題されるのが常であり、文学部の独自問題ではさらにその傾向が強い。基礎構文の習得に加え、日本文を解釈しなおす柔軟な言語理解力も求められている。
外国語学部では第5問にリスニング問題が出題される。共通テストと違い、5分ほどの長さの音声を聞いて記述式の問題に答えるという形式であるため、対策が必須である。過去問演習を始める前から日常的に英語を聴く習慣を身につけ、長文読解ほどの長さの英文でも、正しく聞き取り内容を理解できるようにしよう。



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