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進学館 灘中学校 2026年度入試分析


近年、700名を超えていた受験者だが、今年度は684名となった。地域別の志願者数を見ると、東京・神奈川は少し増加したが、大阪・兵庫は大きく減少した。
合格者は昨年よりも30名多くなり、その結果、算数は実質倍率が0.48 倍下がって2.43倍となった。また、受験者平均点を比較すると、国語は例年通りの点数となったが、算数は2日間の合計で16.6点、理科は9.8点下がったため、例年320点付近となる合格最低点は大きく下がり、今年度は295点となった。
しかし、最難関校のトップとして君臨していることは疑う余地がない。多くの知識と素早く正確に処理する力、精読する力、分析力、イメージ力など、すべての力が要求されるため、多方面の対策が必要である。



灘中学校

算数の出題傾向・対策



大問数は1日目が11題、2日目が5題と例年通りの形式であった。昨年と比較して両日とも難化し、2日間の合計で、合格者平均点は22.5点も下がった。1日目は、1 枚目の左側は標準的な数論と速さの出題であったが、右側は平面分割や数え上げなど、受験生が自身の解答に確信が持てない問題が並んだ。また、2枚目の図形では、1問目から作業量が多く、その他もあっさりと解ける問題がなかったため、難しい印象を受けたと思われる。2日目は、例年より図形の出題が減り、文章題が4題、図形が1題となった。醍醐味とも言える立体図形の出題は無く、文章題は地道に調べる、数える、当てはめるという作業の連続であった。図形の単元は平面図形の移動だったので、いずれも題意を正確にとらえる事、作業を正確に進める事が要求される内容となった。普段の学習から知識・テクニックを蓄えた上で自身の考察を加えることはもちろん、正確無比な処理力と答案作成能力を鍛えておきたい。



灘中学校

国語の出題傾向・対策



1日目…語句問題を中心とした文章題1 題・語句などに関する大問6題。2日目…文章題2題・詩1題。1日目では、「一」から始まる四字熟語、かなづかい、共通した季語を入れる俳句、「リー」で終わる外来語、ことわざ、漢字しりとりが出題された。特に漢字しりとりは条件の読み取りが非常に難解であった。1日目は文脈や提示された意味から、解答をすばやく導き出す必要がある。2日目の大問1は「説明の仕方」についての文章題で、最後の問題で本文の内容を参考にして「野球」や「自転車」について説明する問題が出題された。大問2は筆者が妊娠中に経験したことを述べた上で現代社会の問題点を追及した随筆文で、設問は論理的に解くものが多かった。大問3の詩はパレスチナの地域に住む子どもの思いを読み取らせるもので、難解な問題だった。灘中合格のためには傾向にそった知識問題の学習と、問われていることに対して適切に答える記述力が必要となり、この二点が他の学校との大きな違いとなる。



灘中学校

理科の出題傾向・対策



①出題内容
出題構成は物理・化学が各2題、生物・地学が各1題であった。化学は昨年こそ1題に減少したが、今年は例年通りの2題に戻っている。

昨年までとの比較
昨年度まで上昇傾向にあった受験者平均点は、今年度は2023 年度と同水準に落ち着いた。問題文から必要な条件を読み取り、その場で思考するという「灘らしさ」は健在である。平均点が低下した要因としては、問題文の精読に時間を要し、解答時間が圧迫されたことが推測される。加えて、小問数の増加により、解く時間の不足感は強かったと思われる。

③対策
得点の土台となるのは、教科書レベルの知識や典型的な化学の問題である。まずはそれら基本を徹底した上で、初見の問題に対応する力を養わなければならない。与えられた手がかりをもとに思考する「灘特有の出題」に対処するためには、演習後、正解に至るまでの論理的根拠を再確認する過程を大切にしてほしい。



灘中学校

入試結果:2026年度







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灘中学校

入試要項:2026年度











灘中学校

合格実績:2025年度

高校卒業生:214名









灘中学校

過去5年間のデータ



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