
今年の春、東大に合格した研伸館生を集めて、合格までの道のりを聞いてみました。
【参加メンバー】
A太(文一)・B夫(文一)・C郎(文二)・D子(文三)・E美(文二)
【司会】勉強のモチベーションを維持する方法についてアドバイスはありますか?
【A太】僕はモチベーションっていう言葉があんまり好きじゃなくて(笑) 「モチベーションがないとできない」って考え方もあんまり好きじゃなくて。やるべきことが日常になるぐらいに習慣化しないといけないと思う。勉強も最初はきついし、それを乗り越えるのにモチベーションらしきものはまあ必要なのかも知れないけど…。実際僕も夏頃まではきついなと思ってたけど、夏以降になると今まで毎日やってたことをそのままやるだけだから、日常的なのがそのまま繋がっていくから(きつくない)。そういう意味では始める時期が早いといいなあと思います。モチベーション維持とかそういうのをあんまり考えず、日常になるぐらい1回根詰めてやってみたら、もうそしたら受験来るんで。勉強は習慣化することが大事だと思います。
【B夫】質問なんですが、そうやっていってメンタルが崩壊しそうになった時とかはないんですか?
【A太】友達とおしゃべりとかしてたら紛れるタイプなんで、気持ちが折れそうになったことはあんまりないかもです。
【B夫】僕もA太と同様に、習慣化していったらモチベーションとかのことは自然と忘れてしまうというか「とりあえずまあ勉強するか」という感じになると思います。まあ強いて言うなら、受かってからの自分を想像するというのが一番良いと思います。受かった瞬間とかを僕はずっとシミュレーションしてて、寝る前とかは受かってからこういうことしたいなとか考えたりしてたら「明日も頑張ろう」、という気持ちがさらに出てくるのでいいと思います。
【C郎】僕はまず勉強する場所を決めちゃってました。たとえば自習室とか。そこでしか勉強しないっていうのを決めてたのと あと世界史の(勉強法の)話でしたように「いついつまでにここは絶対詰め切る」っていうのを決めたらやりやすいかなって思う。あと僕の周りには東大受験生が多かったから、模試の成績で彼らに勝てるように必死にやる。彼らもめっちゃ勉強してるからその姿を見て自分もやらないといけないなって。まあそういう人に感化されてひたすらやってました。
【D子】追い込まれまくってたので、モチベーションどころか「時間がない、やらないと死ぬ」みたいな感じでした(笑)。しんどいなって思う時も 「今まで他の人よりやってきてないから、これでしんどいと思ったらしゃあないよな」みたいな感じでやってました。年末に単語を覚えたのも(研伸館の今村)先生に期限決められてそれでやっとやったみたいな感じだったから、期限を作るのはモチベーションにも大事だなと思ってます。あとはちゃんと行きたい大学を決めたら、私大や後期とかに逃げ道を作るのではなく、きちんと強い気持ちでそこを目指すことも(モチベーションの維持に)大事かなと思っています。
【E美】私は秋頃までは模試とか、研伸館の小テストや演習とかで他人よりいい点を取ろうっていうのをモチベーションにしてたんですけど、秋以降はそういう方向のモチベーションが完全になくなったので、完全に習慣だけで最後まで勉強していました。
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【司会】研伸館で習っていた先生について何かありますか?
【A太】池吉先生(英語)は雑談が面白いです。
【司会】どんな雑談するの?
【A太】カラオケ行くと声がでかすぎてマイク使わない話とか、それで「紅」(X JAPANの曲)を原(曲の)キーで歌って奥さんを驚かせてる話とかは、面白いというか、何回もする話なので覚えているだけですけど(笑)。
【E美】友達が4人しかいないとか(笑)。
【A太】真面目な話で言えば、現代文とかにも通ずる概念の説明を提供してくれてたかな。あと割合文法系には強いタイプの先生だと思っているので、解釈とかそういう部分では吸収するところが多かったと思います。授業の説明が絶妙に哲学的なところに入っていく雑談と結びつけて覚えられます。復習のタイミングで雑談も同時に思い出すんで。なので、雑談メインで聞きに入ってもいいぐらいと思っています(笑)。
【C郎】僕は高2の時からお世話になっていました。文法を重視する印象だったからちゃんと文法を勉強するきっかけになったのはめちゃくちゃよかったなと思っています。
【D子】私は今村先生のクラス(研伸館の英語の最上位クラスである「高3東大京大特選英語」クラス)で、たぶん一番下でした…。私はそもそも最後の内選(9月以降のクラス判定が出る内部選抜試験)でやっと(最上位クラスの)判定が出たぐらいなので。最初はめっちゃ怖い先生かなと思ってたんですけど、個別に質問に行ったらめっちゃ優しくて。私の成績が悪かったので、めっちゃ気にされていました。授業は(受験の)英語を超越した授業みたいな感じで 教養もめっちゃ入ってくるし英語が嫌いだったけど英語が初めて面白いなって思った。そういう意味では今村先生に出会わなかったら今頃○○(浪人生向けの予備校)に行ってたと思う。
【A太】桒野先生(数学)はプロセスのところの説明がうまいな~と思っていて。先生自体はおそらく感覚で解ける人なんだけど、(生徒のために)プロセスのところを頑張って言語化してくれるから そこの吸収ができるところがいいな~と思います。あと奇声を発します(笑)。
【B夫】笑顔になれる授業でした(笑)。
【D子】一回何か(の機会)で(授業を)受けたとき 「数学の先生にも面白い人いるんだ~」と思った(笑)。
【C郎】 あと別解が多かった 配る解答だけじゃなく他にもやってくれるのが良かったたまに別解やろうとして失敗したりもする(笑)。でもまあそれもライブ感があって、試行錯誤をしながら解く参考になった。
【D子】松浦先生(数学)は結構淡々としてるけど、使える別解とかもいろいろ伝えてくれてめっちゃためになったなあと思います。添削をしてくれるので、同じ校舎にいるときはよく対応してもらっていました。
【A太】寺岡先生(国語)の授業の内容は、三点対比とかの難しい対比構造とか読みにくい文章が出て困ったときに、先生の授業内容を思い出して 「わ、あったなあ!」っていうのを繰り返して、(解決法を)ひらめくきっかけになった。先生がいなかったら古文の背景とか読み方とか意識して読んでいなかったと思う。古文は古文常識とかジャンルごとの読み方とかそういうのを意識して読んだ方が確実に読みやすいと思う。先生のおかげで古文の考え方自体がだいぶ変わった。
【B夫】現代文なら、寺岡先生が前期(3月から7月)の授業で話してくださった概念理解の部分とか、答えを作る時にしっかりとフォーマットを定めて解くっていう部分が、ふわふわとやっていた部分をしっかりと地に足ついた感じの解き方に変えてくれたなというのが一つあります。それは古・漢も同様で。古文常識の部分とか独学しにくいところだけを集中的にやってくれるのは本当にありがたかったです。
【D子】ほぼ一緒なんですけど、その概念理解みたいなところを文章に当てはめたら結構読めて、数学みたいにちゃんと論理的に解けるようになってきたというのがまず第一で。物語文がすごい苦手やったけど、寺岡先生に言われたやり方で心情を拾っていったら意外といけるんやなと思いました。古文・漢文は最後まで苦手やったけど、寺岡先生のまとめの板書とかを読み返したら理解が深まった。あと漢詩を直前期とかでも結構やってくださったおかげで、本番で漢詩が出たけどビビらずにいけたかなと。
【一同】あ~、マジでそれ! 共テ演習とかでも二次の直前とかでも漢詩をやたらやってくれたわ。確かに全然ビビらんかったなあ~。
【D子】あと筆者がおじいさんの文章が出ても大丈夫になりました(笑)。それはほんまに良かったなあと思いました。
【E美】 やっぱ(国語を)型とかで解くっていう発想がまずなかったので それがまず「おお~!」となったし、最初型とか基本をちゃんとやってそこから飛び出していくみたいなのが良かったかなと思いました。概念とかの説明で話してくださったのは入試の国語とか関係なく思想として面白かった。最後まで何度も質問対応してくれたのもありがたかったです。
【A太】西先生(日本史)は、まず教材の質が非常に高いなとは思っています。あと通史もやりつつ論述に出やすいポイントを一個一個お届けしてくれる授業で、西先生に習ったところとそうでないところでは全然通史の入り具合が違ってて、暗記の一助にもなってたなと思います。あと人物のエピソードトークとかもちょこちょこ挟んでくれて 「こいつおったな~」みたいなのを思い出すきっかけになったので、暗記面ではすごい役に立ったなと思った。あと僕は個人的に質問対応とか指導とか丁寧にしてもらったのでありがたかったです。
【D子】私は2年間担当してもらってたけど、不真面目だったから「こいつやばいな」とか思われてたと思う。でも最後の最後までよく気遣ってくれて 「分かんないことあったらいつでもここにいるから来てな」って言ってくれたのも、私が学校で日本史を取っていたなかったのもあってすごい助かった。通史のポイントを論述の授業でもやってくれて、結局授業で二周したことになるからそれがすごいありがたかった。あと高2の時にもらった年表とかが入ったテキストを高3になってもずっと使ってた。教材の質も良かった。あと西先生は演技派なので、すっごい印象に残りやすい授業だなと思った。
【D子】明瀬先生(世界史)は気さくでフレンドリーな先生ですぐうちとけられた。秋以降に質問に行くと先生が機械みたいに一問一答をしてくれるんですけど、自分で一問一答やったら一日でできる範囲もすごい限られてくるんですけど、先生の一問一答は満遍なくしかも間違えそうなところをやってくれるから自分でやるよりも苦手範囲がわかりやすくって。(直前期の)2月までずっと一問一答してもらってました。
【E美】南先生(地理)は授業がまず面白くて、最初は圧がすごくて「おっ」って思ったんですけど、慣れてくるとめっちゃ楽しいし、テキストがすごいんですよ。テキストは多分先生が自分でどっかで書いていらしたと思うんですけど、日本国内で一番充実した論述テキストだと思います。
【A太】絶対そうやな!
【E美】だからそれだけやればいいと思って、実際それだけやって受験しました。あと直前期に南先生と喋るためだけに講師室へおしかけて行ったりしてたんですけど
快く対応してくれて優しかったです。
【A太】僕はあんまり圧は感じなかったのですけど(笑)。フレンドリーやなと。あと全体的に知識が多い人で 「なんでですか?」って聞いたら大体答えてくれるし、プリントも「絶対受験には出ないな」みたいなのをちょいちょい挟んでて、それがまた興味関心を引くところもありました。あと「地理を知っているとこんなに格好いいんや」みたいなのを教えてくれたなと思ってて「これ知らなかったら結構恥ずかしいな」というような知識を教えてくれて、知識欲を満たしてくれるなという感じがありました。あとはやっぱ論述の地理って市販の参考書とかが全然ない状態ですけど、南先生の授業を受けとけばやりきれないぐらい論述問題がもらえるんで。それを淡々とこなしてれば、演習量の面では全然気にしなくていいレベルに達することができると思うので、行って損はないかなと思います。
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【司会】最後に、後輩(今受験を頑張っている人達)へ一言お願いします。
【E美】自分を信じて、常に「どうやればうまくいくか」っていうのを考えるのをやめないで勉強していけば、絶対に結果はついてくると思います。
【D子】夏までに英数はやっといた方がいいと思います(笑)。悪いことを想像したら絶対に悪い方に行ってしまうので、受かったことだけを想像して悪いことは1つも考えずに頑張ってください。
【C郎】結局(僕が)賢いと思ってる人はみんな勉強してるんで 「彼は賢いし 「自分には無理」とか言い訳せず、まあ結局量なんで勉強してください。頑張ってください。
【B夫】自分を信じることも大事なんですけど、周りにいる友達とかと高め合うことが大事。僕は友達と一緒に勉強できたおかげで合格できたと本当に思っているので、周りの友達も大事にしながら頑張ったら自然と結果はついてくると思います。
【A太】僕は受験勉強を通して完全に人間として変わったと思っているので。努力をしてその結果がちょっとずつ見えてくるっていう楽しさも知ることができる一番いい機会だなと思っています。この努力が今後人生において何かあったときの指針になると思うので、受験勉強は1回本気でやっといた方がいいなと思います。楽しかったです。
【B夫】楽しかったな~。結局。
【C郎】え? マジ?
【B夫】え? 楽しくなかった?
【C郎】まあまあまあまあ…。でもそれは美化されてるだけちゃうん? そんなことない?
【D子】え~(笑)。
【E美】受験はゲームやと思ってる。
【B夫】共テとかはな。マジで点取りゲームやと思ってる。
【一同】マジでそう! ほんまほんま。
【A太】共テだけは面白くない。
【C郎】共テ1週間前はマジで吐きそうなってた。終わってからもやけど。
【一同】(しばらく共テの嫌さで盛り上がる)。
【司会】はい。じゃ皆さん、長時間おつかれさまでした! ありがとうございました!楽しい大学生活を送って下さいね!
【一同】ありがとうございました! あ~、楽しかった~。

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