今年度は、昨年度に比べ志願者数、受験者数を減らしたが、2年前よりは多くなっており、依然として高い人気をほこる大阪の男子難関校である。昨年度は、算数が120点満点中、受験者平均点が54.3点とかなり低いものであったが、今年度は易化し、受験者平均点が17.8点も上がった。ただ、算数以外の3科目がすべて難化し、合計点の平均点は、昨年度に比べると数点の違いしかなかった。特に文系科目の難化が激しく、4科目受験生には大変な入試であったと思うが、理科と比べると平均点に大きな差があるわけではなく、理科か社会で点数をしっかり確保できれば、算数・国語の勝負に持ち込めたと思う。4科受験を基本に、120点満点の算数・国語の力をまずはしっかりつけていってほしい。
大阪星光学院中学校
算数の出題傾向・対策

大問は5題構成。大問1 は計算1問・文章題2問・図形2問から成る小問集合となっており、文章題と図形は考え方を書くことで部分点の可能性がある。例年、大問2~5のうち小問1問が考え方や作図を必要とする部分点のある形式となっていたが、今年は初めて複数の大問で出題された。
さらに、頻出単元である速さが出題されないなど目立つ点が多かったが、受験生にとっては手を出しやすい問題で構成されており、近年の難化傾向からは一転した。図形の出題割合が高い点は変わっておらず、図形の様々な知識習得に加え、作図して考えることも習慣化し、図形問題を解く力をできるだけ高めておきたい。
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国語の出題傾向・対策

今年度も例年通りの問題構成であった。大問1は物語文、大問2は論説文、大問3は知識問題が出題された。大問1・2 では、記号問題や記述問題を中心に、漢字の問題、語句の意味を問う問題などが出題された。難度が高いのはやはり記述問題で、それぞれの大問において60字前後と90字前後の2タイプが出題される。人物の心情や文章の要点などを読み取り、広い範囲から内容をまとめてわかりやすく表現する力が求められる。
大問3は慣用句の穴埋めだったが、例年、知識問題として、ことわざ、慣用句、俳句、四字熟語など、さまざまな分野から出題される。そのため、幅広い知識を身につける必要がある。
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理科の出題傾向・対策

①出題内容
構成は例年通り、物理・化学・生物・地学の各分野から1 題ずつの出題であった。
②昨年までとの比較
合格者平均点は昨年より約3 点下がった。ここ2、3 年は難化傾向が続いており、その要因としては、受験生にとって初見となる問題が例年以上に増加し、より高度な読解力が求められたことが考えられる。ただ、合格者平均点は7 割を維持しており、高い得点力が要求される状況に変わりはない。
③対策
難関レベルのオーソドックスな問題で基礎を固めた上で、初見の問題への対応力を養う必要がある。そのためには、日頃の学習から根拠を書き出す習慣をつけるのが効果的である。
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社会の出題傾向・対策

大問1が主に地理、大問2が主に歴史という大問構成、公民やくらしに関わる問題がその途中で出題されていくという形式は今年度も踏襲された。
昨年度との大きな違いは難易度である。昨年度の受験者平均点は57.0点だったが、今年度は49.7点と7.3点も下がった。全体的に、グラフや表の分析を必要としたり、それぞれの選択肢の正誤を判定したりと、1つの問題を解くために多くの手間や複数の知識を必要とするものが多い。
また、今年度の知識問題は、「ホームドア」や「ヤングケアラー」など現代社会に通じる用語が多く問われた。テキストだけの勉強ではなく、社会にも関心を向けておいてほしい。
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入試結果:2026年度


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入試要項:2026年度


※Ⅰ型受験: ①4科目合計点 ②算数・国語・理科の合計点×1.25 ③算数・国語・社会の合計点×1.25
上記①~③の最高点を受験者の得点とする
Ⅱ型受験:算数・国語・理科の合計点×1.25を受験者の得点とする
以上400点満点で判定(Ⅰ型・Ⅱ型の区別はしない)
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合格実績:2025年度
高校卒業生:170名


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過去5年間のデータ
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