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秋の大学別模試の受け方アドバイス_K・Yさん(東京大 理科一類)


そもそも、「合格を目標とすること」を前提とした時、「模試の対策」とは意味のある行為でしょうか。例えば、自らの健康状態を知りたいのに健康診断の前だけ継続性のない生活をするという“対策”をすることに意味があるかと問われれば、「大雑把に見積もって、意味はない」と言えるでしょう。このことから、模試の対策は意味のないことだ、という結論が得られそうに思われます。しかし、別の観点からすれば、「模試前にやれることとして意味のあること」は存在するのです。それは、本番にも通用する、「得点戦略」を立てることです。
得点戦略、というのには「目標点」と「死守点」の2種類があるように思います。「目標点」とは“あわよくば~~点とってやるぞ”という半分現実的な目標ですが、「死守点」とは入試において合格するためには何点必要か、というものです。こう書くと単純なように思えますが、実は奥が深いのです。より詳細に記します。「死守点」は実際の入試における合格のために少なくとも絶対に必要な得点のことですから、いろいろパターンを考えておくとよいです(例えば、数学がうまくいった場合と、うまくいかなかった場合 等)。一方、「目標点」は現実性のある理想ですから、毎回その時の実力にあわせて検討すべきです。
そんなことをする暇があったら勉強しろよ、というご指摘はもっともですが、試験当日にこういう計算を初めてするようでは遅いのです。ですから、残りの模試ではこれをやってみては?
(ちなみに、僕自身その経験もあって、実際の東大入試では数学の手ごたえの良さから、これはもう頑張るしかないな、と思うことができ、かなりの精神安定剤になりました。なお、数学の手ごたえが悪かったらどうするのだ、というご指摘についてですが、その場合は「死守点」のパターンからしてもうがむしゃらに頑張ろう、と闘志を燃やすエネルギーに使えます。思うに入試とは、確かに大部分は堅実な学習の成果によるものですが、最後の一押しは精神論によるものなのです。)





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